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【PLiCyゲーム感想文】第4回「フェイスの死の家 ver1.4」



「PLiCyゲーム感想文」はPLiCy運営によるゲームレビュー企画です。
参加作品から抜粋し、「webゲームとしての感想」「スマホゲームとしての感想」「作品をよりもっと遊んでもらうために」などの観点から、
各作品ごとにレビュー記事を掲載します。

今回は、余分の雨 (Overwent_Rain)さん製作の「フェイスの死の家 ver1.4」の感想を述べていきます。
(PC Chrome /Android6.0で動作確認)

「フェイスの死の家 ver1.4」について


ゲームページに行く⇒https://plicy.net/FesPlay/47824/116

本作は、謎の館から脱出するホラーADVです。
大きな顔の生き物やクモなど、様々な怪物から逃げつつ脱出を目指します。
1~2時間ほどでクリアができる中編作品となっています。

変化する館を進む、逃亡ホラーアドベンチャー


本作はシナリオを進めるにつれ、館の内装や構造が変化していきます。
次々と現れる怪物もインパクトがあり、基本システムをベースにしたADVながら
十分に恐怖演出を楽しむことができます。
ストーリー要素は薄めですが、ギミックが豊富なため飽きずに進めることができます。

グラフィックは一部を除きWOLFRPGエディターのデフォルトの物ですが、
オブジェクトの置き方などに工夫があり、調査可能なオブジェクトが一目見て分かりやすい点は好印象でした。


スマートフォンでも基本的には問題なく動作しますが、
移動速度の違いやナナメ移動が使えない関係で、一部パートが難しいかもしれません。

「次は何をするべきか」、プレイヤーを上手く誘導しよう


一方システム的な造りには、やや粗が目立っている印象です。
全体的に謎解きのヒントやストーリー的な誘導が少なく、
次にどこに行き、何をすべきか分からない状況が多く見受けられました。
(例:
館に連れ去られたとき、ガイコツに「触れないと進めない」状況など。逃げなければならないような印象を受けました


脱出ゲーム全般に言えることですが、作者とプレイヤーでは、ゲームに対する初期知識は異なるため
作者が想定していないような場所で、プレイヤーが行き詰ってしまうことがあります。
そのためストーリー上や謎解きの誘導は、しっかりとやっておいたほうが良いでしょう。
特に謎解き部分でない場合は「次は○○に行こう!」などと、やや直接的に誘導を出した方が
プレイヤーがストレスなく進むことができます。


また、アクションパートの難易度も気にかかるポイントでした。
本作では追いかけてくる怪物のスピードがとても速いため
アクションが苦手なプレイヤーや、スマートフォンユーザーのプレイは厳しい印象です。
逃げる際の足場もあまり良くなく、難易度が極端に高くなる要素の1つとなっています。

PC版のみでのプレイを想定している場合、このような難易度設定も個性としてはありですが、
「逃げやすいルートを確保する」、「低速の低難易度ルートを用意する」などの調整を入れると
より広く遊んでもらえる作品になるのではないでしょうか。
スマートフォン版の設定では、あらかじめプレイヤーの移動速度を上げておくのも良いでしょう。



2017.12.01